◇村上春樹『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』

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読書記録

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📖『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』 村上春樹著 1995年8月25日金曜日 492ページ 図書

ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編

自分の記憶に残すためのあらすじ 2023/11/10

P11 1.笠原メイの視点 笠原メイの手紙 

わたしのいる場所はあるところ ねじまき鳥さんに突然できたあざ意味がある 宮脇さんの空き家のえたいのしれない記事 ねじまき鳥さんが関係しているのでは 

P17 2.首吊り屋敷の迷

土地を買ったのはだれか 幽霊会社 コンクリートの高い塀 家屋は四角 立派な木 枯れた井戸が掘られていた 近くに柿の木一本 家に出入りするメルセデス・ベンツ500SEL リース代は3年契約年間一千万円 「週刊—」12月7日より

P22 3.冬のねじまき鳥

クミコの実家の人々 クミコは君と会いたくないと言っている 綿谷ノボルは当選した 秋のおわり 時々空き家に行く 空き家は無く高い塀で囲まれていた 塀の隙間から覗くと何も残っていない 僕は不動産屋に土地を買いたいと言う 3月の半ばに土地はまだ売れていないと電話がある 夜顔のあざが熱を持ち始める 何があってもあの井戸を手に入れなくてはならなり 僕の結論

P37 4.冬眠から目覚める、もう一枚の名刺、金の無名性

家の中⇒近所を歩く⇒新宿の喫茶店⇒ベンチ⇒8日目⇒ねえあなた去年の夏に同じ場所で出会った中年の女 僕は8千万円が必要 名前の無い名刺 四時に来れるわね

P46 5.真夜中の出来事

少年は真夜中にねじを巻く音を聞く 鳥は松の木のした 二人の男の姿 小さな男は気に上る 大きな男はシャベルで穴を掘る 黒っぽい布を穴に埋めた 

P55 6.新しい靴を買う、家に戻ってきたもの

「赤坂服飾デザイン・オフィス」へ行く 若いハンサムな男 洒落ている 目隠しをしソファーに掛ける 女が隣に座り 後 僕はシャワーを浴びる 内ポケットに封筒 20万円 スニーカーを買う 僕が娼婦に 何はともあれ物事は動きだしたのだ 猫が家に

P73 7.よくよく考えればわかるところ

高級ホテル刑務所林間学校から半年で出る 家に戻る 一カ月後山の中の遼へ

P80 8.ナツメグとシナモン

猫は一年近くして家に戻る 猫の名をサワラにする 僕は西口広場のいつものベンチ 女が膝をたたき「いらっしゃい」 タクシーで表参道のブティックでスーツ他を購入し僕の家に送る 美容院へ夕食を食べ 持ち物も新しくするように 私の近くに居る人は正しい恰好をしてもらいたい 名前をナツメグ 息子はシナモンとする 

P97 9.井戸の底で

バットを井戸の底に置く バットを握ると気持ちが安らかに 井戸の蓋は滑車を付け閉められる アザが微かな熱を持ち始める 壁を抜ける もう少しの力が必要だ 

P105 10.動物園襲撃(あるいは要領の悪い虐殺)

1945年8月 射殺された虎豹狼についてナツメグは語るが実際に見なかった情景 運送船に立ちアメリカ軍の潜水艦が目の前に 攻撃を中止し消えた あざのある獣医は満州国と運命をともにする

P134 11.それでは次の問題

半年間 笠原メイはかつら工場で働いている

P142 12.このシャベルは本もののシャベルなのだろうか?(真夜中の出来事2)

5歳の少年は夢 シャベルで穴を掘り返す 人間の心臓が入っていた 生きて動いていた ベットにはもう一人の少年が寝ていた 翌朝には1人 お母さんと言う言葉が世界から消え失せて 消えたのが言葉ではない

P147 13.Mの秘密の治療

オカルトに汚染される芸能界事情 月刊– 12月号より その女性はごく少数の限られた上流階級の人々を相手に一種の心霊治療を行っている 相談料は多額

P150 14.待っていた男、振り払うことのできないもの、人は島嶼にあらず(トウショ=「島」は大きなしま、「嶼」は小さなしま) 

夜の八時を過ぎ僕は狭い小さな扉から出て家に戻る 家の中に小さな男 牛河 綿谷の秘書 

P171 15.シナモンの不思議な手話、音楽の捧げるもの

なにか尋常ではないショックなことがあった 朝の九時屋敷にベンツでシナモンは来る 今日は午後の2時に1人お客様があります 僕は井戸に入るために庭に出た 潜水艦と動物園の話 口をきかなくなったその2月の朝から物語を共有すことをやめた その物語から出て来たものが彼の舌を奪って持っていった 数年後に私の夫を殺すことになった

P186 16.ここは行きどまりなのかもしれない(笠原メイの視点4)

かつら工場でまわりに居る人は何年かしたら適当な相手をみつけて結婚しようと考えている 私は3年先など検討もつかない 通過地点ではなくここが行き止まりかもしれない 

P194 17.世界中の疲弊と重荷、魔法のランプ

牛河からの電話 首切り屋敷の土地 は 綿谷のものになる 手を引いた方がいい 

P205 18.仮縫い部屋、後継者

ナツメグは仕事を辞めたい 力は残されていない 若い男の顔のあざ 後継者

P212 19.とんまな雨蛙の娘(笠原メイの視点5)

ねじまきさんのあざは何か大事なものを与えているかもしれない でもそれは何かをあなたから奪っているはず だから 私はねじまきさんから遠ざかろうとした

P219 20.地下の迷宮、シナモンの2枚の扉

牛河 あの屋敷のコンプイーターからクミコと話せる

P231 21.ナツメグの話 戦後 服をデザインする 結婚 夫が殺された バスルームで臓器が体から無くなっていた 会社を売却 ある特別な能力が備わる

P248 22.首吊り屋敷の迷2

世田谷名物、首吊り屋敷に出入りする人々 見え隠れする政治家の影、驚くばかりに功名な隠れみの、そこにはどのような秘密が隠されているのか? 週刊– 12月12日号より

P253 23.世界中のいろんなクラゲ、変形したもの

クミコと通信  くらげ 猫 さよなら

P266 24.羊を数える、輪の中心にあるもの

牛河に綿谷とコンピューターで話がしたいと言う

P280 25.信号が赤に変わる、のびてくる長い手

翌日 シナモンとナツメグが屋敷に来る 客の秘密が綿谷にもれている 暫くの間 客はここにこないことになった

P290 26.損なうもの、熟れた果実

綿谷は屋敷を手放せと クミコが帰るのはクミコが判断する 

P300 27.三角形の耳、橇サイの鈴音

シナモンがアクセスした ねじまき鳥クロニクルの文章が開く

P303 28.ねじまき鳥クロニクル#8(あるいは二度目の要領の悪い虐殺)

中尉と顔にあざ獣医 バット 兵隊 中国人 伍長 

P328 29.シナモンのミッシング・リング

クロニクル「年代記」 彼の祖父あざ獣医が何をしたはずか 避けがたい破滅 自由意志など無力

P336 30.家なんて信用できたものでない(笠原メイの視点6)

もうそう クミコさんのふりをする

P343 31.空き家の誕生、乗り換えられた馬

シナモンが来ない ナツメグの事務所に電話 出ない 品川駅で牛河に会う 綿谷の仕事を辞めた 

P361 32.加納マルタの尻尾、川剥ぎポリス

間宮中佐の長い手紙 皮剥ぎボリス モンゴルから連れてきた男を使って 拷問 

P387 33.消えたバット、帰ってきた「泥棒かささぎ」

壁を抜けた 口笛吹きのボーイ 208号室

P399 34.ほかの人々に想像をさせる仕事(皮剝ぎボリスの話のつづき)

ボリスの仕事 ボリスの予言 君は幸せにはなれない 誰も愛さない

P418 35.危険な場所、テレビの前の人々、虚ろな男

208号室にはだれかいる テレビニュースで綿谷があざの男にバットで襲われた 本当に僕が殴ったのか もう一人の僕 逃げる 208号室へ 女の声で私を照らさないで 

P433 36.蛍の光、魔法のとき方、朝に目覚まし時計の鳴る世界

僕は君のことをクミコだと思っている 綿谷は不特定多数の人々が暗闇の中N無意識に隠しているものを外に出そうとしている 彼のひきずりだすものは暴力と血に宿命的にまみれている 君を連れて帰る 

P449 37.ただの現実のナイフ、前もって予言されたこと

僕は脚に挟んでいたバットを手に取った バットで3留めのスイングは頭に命中 これで終わった一緒に家に帰ろう 返事をしない 気が付いた時 ゼリーの壁を通り抜け 井戸の底に戻る 水が湧いている 死んでいこうとしていた

P462 38.アヒルのヒトたちの話、影と涙(笠原メイの視点7)

午前二時ねじまき鳥さんの夢をみた 私を呼んでいた 私は月の光の中で涙をながしているときにはたとえどんなことだって起っちゃうんですよ 

P471 39.二種類の異なったニュース、どこかに消え去ったもの

シナモンが助けた 傷もシナモンが縫った 綿谷は長崎で脳溢血で病院へ まだ呪縛をクミコに掛け続ける 3日ぶりの鏡に2㎝位の傷 あざがない

P481 40.ねじまき鳥のクロニクル#17(クミコの手紙)

兄が死ぬのを見届け自首 告白

P487 41.さよなら

笠原メイに会いに 彼女は保釈されることを拒否した ねじまきさんはあの家でクミコさんを待つのね 笠原メイは駅まで送ってくれた

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